富士通の退職理由と転職先(退職者12名の実例)
富士通を退職した12名のデータを分析。退職理由の分布、会社への評価、在籍期間、そして退職後の転職先まで、退職者のリアルな声をデータで可視化しています。
富士通の退職エントリは全12件。退職理由として最も多いのはキャリアの停滞感(10件)で、次いで業務内容のミスマッチ(8件)、評価制度への不満(5件)、カルチャーのミスマッチ(5件)、事業・方針への懸念(4件)と続きます。多くの退職者が「会社そのものへの不満」ではなく、安定した大企業ゆえに生じる成長機会やキャリア形成の課題を挙げているのが特徴です。
キャリアの停滞感(10件)
最も多いパターンです。配属で本人の希望や専門分野が反映されず、開発職採用にもかかわらず担当業務がExcel入力だったという声や、研修後にレガシーシステム担当となりコピペ作業でスキルが身につかなかったという声があります。配属で希望が通らずメインフレーム関連会社へ出向した体験談や、手厚い新卒研修の後に希望が通らずレガシー担当になった体験談がその典型です。「安定昇給で加齢するだけで年収が上がる」一方、成長意欲のある人にとっては物足りなさにつながっています。
業務内容のミスマッチ(8件)
大企業特有の調整業務や書類仕事、SI的な開発スタイルが合わなかったという声が目立ちます。スパコン「京」のプロジェクトでやりがいを感じ「人生で最も成長できた」と振り返りながらも、調整業務やSI的開発が自身には合わなかったとするポジティブな評価とミスマッチが共存する体験談もあります。また、統合が進むにつれ開発より協力会社の管理を重視する方針に転換し、オフショア発注ノルマなどで開発者としての働き方に乖離が生じたという声もありました。
評価制度への不満(5件)
「成果主義を謳いながら実態は年功序列」という指摘が複数あります。評価が年功序列で不透明だったとする体験談では「達成しても評価が低いときがあり、未達でも昇格するときがあった」と語られています。一方で給与水準そのものは「高く、サービス残業もない」と評価する声もあり、賛否が分かれます。時短勤務者については評価・給与が低く、手取り13万円で子育てとの両立が難しかったという厳しい声もありました。
カルチャー・方針への懸念(5件/4件)
安定志向で成長意欲の低い社風、退職時の人事の冷たい対応、社内ベンチャーが育たない旧態依然とした経営層などが挙げられています。ただし、富士通には強いポジティブ評価も存在します。「人間関係が非常に良好でプロフェッショナルが多く理想的だった」「心理的安全性が高く、コーポレート・メッセージに偽りのない非凡な企業」といった声もあり、職場の雰囲気や同僚の能力の高さは多くの退職者が肯定的に評価しています。退職理由が「自身の成長意欲から」というポジティブなケースも見られます。
転職先の傾向
転職先は「記載なし」が7件と最多で、明示されているものは日本マイクロソフト、SmartHR、Quipper、フリーランスが各1件です。SaaSやクラウド系の事業会社、外資、フリーランスへと、より裁量や成長機会を求めて移る傾向がうかがえます。総じて富士通は、安定性と良好な人間関係という強みと、キャリアの停滞感・評価制度への不満という弱みが共存する会社であり、退職者の多くは後者を理由に次のキャリアへ踏み出しています。
この分析は 2026年6月時点のデータに基づきます
退職理由の分布
退職者の会社評価
在籍年数
2〜5年(2名)
退職者の職種
富士通退職者の転職先一覧
富士通退職者のリアルな声
実際に富士通を退職した12名の転職体験談。退職のきっかけや転職先での満足度を確認できます。
退職者の声
統合が進み開発文化が失われ管理業務へのシフトを求められることに懸念。親会社による子会社吸収のリスクも。
定年前に管理職を解かれる役職離任制度に納得がいかず退職を決意。
希望と異なるレガシーシステム担当でメイン業務がコピペ作業。キャリアへの危機感から9ヶ月で退職。
開発環境、業務内容、評価制度、給与、開発文化、組織風土全てに強い不満があり退職。
同じ環境に留まることへの危機感と、より挑戦的な環境で成長したいというポジティブな理由。
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