転職活動の始め方|何から始める?約2ヶ月で動いた実例で全体像をつかむ

文:bani24884

転職活動で最初にやるべきは、求人を探すことではなく「転職の軸」を決めることです。何を一番大事にするかが曖昧なまま動くと、目の前の年収や知名度に流されてミスマッチが起きます。この記事では、準備→応募→選考→内定までの進め方を、2026年に私が約2ヶ月で本線を決めた実体験と、本選考7件→最終通過1という選考ファネルの実数を交えて解説します。職種を問わず使える流れにしているので、「何から始めればいいか分からない」人の最初の地図にしてください。

転職活動の全体像(4フェーズと期間の目安)

転職活動は、大きく4つのフェーズに分かれます。全体で3〜6ヶ月が目安ですが、軸が決まっていて並行で動けると短縮できます。

フェーズ期間の目安やること
① 準備(軸を決める・棚卸し)2週間〜1ヶ月転職理由を言語化し、譲れない軸を3つに絞る。職務経歴の棚卸しと書類づくり。
② 応募・並行選考1〜2ヶ月複数の入口(エージェント・スカウト・リファラル)から並行で応募。カジュアル面談で軸との合致を確認。
③ 最終選考・意思決定2〜4週間最終面接・条件確認。複数オファーを軸で比較し、本線を1社に決める。
④ 内定承諾・退職交渉1〜2ヶ月他社を辞退し、現職の引き継ぎ・退職交渉。入社準備。

私の場合は、立ち上げ期(軸の整理・リスト化)→序盤で数社落選しながら軸を明文化→並行選考期(最大約10社を同時管理)→終盤で本線確定、という流れで、実質約5週間で本線が固まりました。具体的な時系列は30代エンジニアの転職活動 全記録に丸ごと公開しています。

ステップ1:まず「転職の軸」を決める

軸とは、会社を選ぶときに何を一番大事にするか、という判断基準です。年収・働き方・裁量・成長…候補はいくらでも出ますが、全部を満たす会社はありません。だからこそ譲れないものを3つに絞ると、迷ったときの“ものさし”になり、活動が一気に速くなります。

コツは順番です。「年収が高い会社」から考えるのではなく、「どんな人生・働き方をしたいか」を先に置いて、そこから逆算する。そうすると自分に本当に必要な条件だけが残ります(私の場合はフルリモート・副業可・専門性を活かせること、の3つでした)。決め方の詳しい手順は転職の軸の決め方|理想の人生から逆算する3ステップにまとめています。あわせて、今の不満を言語化するために退職理由ランキングで「みんなが何で辞めているか」を眺めると、自分の軸が見つけやすくなります。

ステップ2:在職中に、複数の入口から動く

可能なら在職中に動くのが原則です。収入が途切れない安心感があると、納得いかない求人を焦って受けずに済みます。働きながらの活動は時間が限られるので、平日夜や週末にカジュアル面談を寄せ、エージェントとのやりとりはまとめて返す、といった工夫で回せます。

入口は1つに絞らないこと。私の活動でも、最終的に動いた経路はエージェント提案だけでなく、ダイレクトスカウトやリファラル(知人紹介)まで様々でした。チャネルを複数持つほど、出会える求人と入口が増えます。どのタイプをどう組み合わせるかは転職エージェントは何社使うべき?で実例とともに解説しています。

ステップ3:何社受ける?応募数の現実

「何社受ければいいのか」は誰もが気になるところです。転職サイト各社の調査では、30代の平均応募数は十数〜30社台と幅があり、書類選考の通過率も3割前後と言われます。数字の幅は大きいですが、いずれにせよある程度の母数は前提だ、と捉えておけば十分です。

私の実数でいうと、本選考に進んだのは7件(1社2ポジション含む)、最終選考まで通ったのは1社、内定意思まで進んで辞退が1社、残りは落選・自己都合の見送り・書類見送りでした。別途カジュアル面談やスカウトが約6社。通過率は高くないので、1〜2社に絞ると書類見送りや辞退ですぐ手詰まりになります。母数を確保して並行で走らせるのが基本戦略です。

ステップ4:エージェントとスカウトを使い分ける

母数は、タイプの違うサービスを併用すると効率よく作れます。ざっくり、幅広く探すのはダイレクトスカウト相談・選考対策の伴走はエージェント、という住み分けが実感に合いました。同じ条件で複数社に登録すると、各社で紹介される求人がはっきり違い、1社だけでは出会えなかった会社から内定が出ることもあります。

どのサービスをどう選ぶかは、実際に使った8社のレビューを実際に使った転職サービス8社にまとめました。職種ごとの選び方は下のガイドも参考にしてください。

実際に転職した私からの、正直な話
PR

転職を振り返って、いちばん怖いと思うのは——もし1社だけに絞っていたら、入社した会社に出会えていなかったということです。

後悔したくなくて、最大限ためすために転職サービスを8つ登録しました。やってみると、最終的に入社を決めた会社も、もう1社の内定も、それぞれ別のサービス経由。同じ条件で登録しても、各社で出てくる求人はまるで違いました。だから「どこか1社」ではなく、タイプの違う5社前後を組み合わせる——これが実際に使って出した結論です。

運営者 bani248842026年にフリーランスから正社員へ実際に転職した、運営者 bani24884 の一次体験です。プロフィール

いま転職する気がなくても大丈夫です。登録は無料で、合わなければ断ればいい。生成AIで評価の軸が動いている今こそ、まず「自分が市場でいくらに見られるか」だけ知っておくと、いざという時に慌てずに済みます。提示年収は「どの席に座るか」で変わる

ここに並ぶのは、私が実際に使った8社だけ。名前も知らない会社を埋め草で足したりはしていません。

01

ダイレクトスカウト型

企業やヘッドハンターから直接スカウトが届く。年収の提示が早く、レンジも広い。エージェントを挟まないぶん話が速い。

ビズリーチ編集部メモ

エージェントを挟まず企業と直接話せる。最終的な入社先も、ここに届いたスカウトがきっかけでした。

Findy編集部メモ

スカウトとエージェントの両取り。担当の技術理解が高く、ここ経由で内定を1社もらえました。

02

総合・IT特化エージェント型

求人の提案量と技術理解が段違い。面接対策まで伴走してくれるので、選考そのものが有利になる。

ギークリーPR

とにかく提案数が多い。視野を一気に広げたいフェーズで一番役立ちました。

ギークリーの公式バナー
レバテックキャリア編集部メモ

面接前にしっかり時間を取って対策してくれて、通過率が目に見えて上がった実感があります。

03

特化型(高年収・コンサル)

領域を絞っているぶん、提示年収が一段高く出やすい。年収を本気で上げたい人の切り札。

TechGoPR

提示年収が一段高め。ITエンジニアで年収を上げたいならこちら(母体はMyVisionと同じ)。事業会社〜SI〜ITコンサルを横断で紹介。

TechGoの公式バナー
MyVisionPR

純粋なビジネス/戦略コンサル志望ならこちら。ケース面接対策の手厚さが頭ひとつ抜けています。

MyVisionの公式バナー
合わなければ断ってOKしつこい連絡なし登録・相談は無料※ 一部アフィリエイト広告を含みます

30代の転職は厳しい?手遅れ?

手遅れではありませんが、20代とは見られ方が変わります。即戦力としての実績は前提で、その先(人や事業を動かせるか)を見られます。私も複数社で「チームをまとめた経験」を問われ、そこが弱いと評価が伸びませんでした。逆に言えば、主体性やリードの経験を語れるよう準備すれば、30代でも十分戦えます。なぜ30代で評価軸が変わるのか(「できること=アウトプット」から「成し遂げたこと=アウトカム」へ)は30代の転職は「何ができるか」より「何を成したか」に、実際に落ちた理由と対策は転職で落ちた理由に整理しています。

転職するか、まだ迷っている人へ

「辞めるべきか」をまだ決めかねている場合は、感情ではなくデータで一度引いて見るのがおすすめです。退職者が実際にどんな理由で辞め、どこへ移っているかは仕事を辞めたいと思ったら退職理由ランキングにまとまっています。辞めた後のリアルを知ると、いま動くべきかの判断がしやすくなります。

よくある質問

転職活動は何から始めればいいですか?

求人を探す前に「転職の軸(何を一番大事にするか)」を3つに絞ることから始めてください。軸が曖昧なまま動くと、目の前の年収や知名度に流されてミスマッチが起きます。軸が決まったら、職務経歴の棚卸し→書類づくり→複数の入口から応募、の順で進めると迷いません。

転職は何社受けるのが普通ですか?平均は?

転職サイト各社の調査では、30代の平均応募数は十数〜30社台と幅があり、書類選考の通過率も3割前後と言われます。私自身の活動でも、本選考に進んだのは7件・最終通過は1社で、通過率は決して高くありませんでした。1〜2社に絞ると書類見送りや自己都合の辞退ですぐ詰まるので、母数を確保して並行で進めるのが基本です。

在職中と退職後、どちらで転職活動すべきですか?

原則は在職中です。収入が途切れない安心感があり、納得いかない求人を焦って受けずに済みます。30代以降は求人の母数が絞られて活動が長引くこともあるため、なおさら在職中に動くのが安全です。私も在職(業務委託)と並行して約2ヶ月で本線を固めました。

30代の転職は厳しい・手遅れですか?

手遅れではありませんが、20代とは見られ方が変わります。即戦力としての実績に加えて、人や事業を動かせるか(主体性・マネジメント)まで見られます。私も複数社で「チームをまとめた経験」を問われました。逆に言えば、そこを語れるよう準備すれば30代でも十分戦えます。

転職活動はどれくらいの期間がかかりますか?

準備からの目安は3〜6ヶ月です。ただし軸が定まっていて並行で動けると短縮できます。私の場合は実質約5週間で本線が固まり、トータルで2ヶ月強でした。締切(入社時期)が決まっている場合は、そこから逆算してスケジュールを組んでください。

関連コラム

bani24884 のプロフィール写真

この記事を書いた人:bani24884

フリーランスのフルスタックエンジニアとして約5年活動したのち、2026年に実際に正社員へ転職活動を行いました。本コラムは、その過程で得た応募〜内定までの一次体験(選考ファネル・年収・複数エージェント運用など)を、 脚色せずに記録したものです。一般論ではなく「当事者が実際に経験したこと」だけを書いています。