転職エージェントは何社使うべき?エンジニアが8社併用してわかったこと
2026年の転職活動で、転職エージェントとスカウトサービスをあわせて8社使いました。やってみて一番驚いたのは、同じ条件で登録しても、各社で紹介される求人が全然違ったことです。複数登録は手間が増えるぶん、出会える求人の幅が大きく広がります。各社の良し悪しではなく、「得意領域が違うから複数使うと幅が広がる」という観点でまとめます。
同じ条件で登録しても、出てくる求人は各社で違う
私は各社にまったく同じ条件——Next.js / TypeScript・フルスタック・年収900万以上・リモート——を伝えました。それでも、出てくる求人の“色”は社ごとにはっきり分かれました。事業会社中心に出す社、受託まで幅広く出す社、大手・外資に強い社。各社が得意な領域の求人を出してくるので、1社だけだと、その会社の色に偏った求人しか見えないことになります。
| サービス | 提案の色 | 出てきた求人の例・傾向 |
|---|---|---|
| Findy | 事業会社・自社開発に厚い | KINTOテクノロジーズ/LayerX/hacomono/Finatext/メドレー など。エンジニア発信の強いモダンな自社開発企業 |
| Geekly | 最も幅広い(事業会社〜受託・SES・PMO・ITコンサル) | メドレー・出前館・アソビュー から テクノプロ・AKKODiS まで。間口が広く選択肢を一気に増やせる |
| レバテックキャリア | スタートアップ〜事業会社のモダン開発 | ALGO ARTIS/カオナビ/UPSIDER/FLUX/グッドパッチ など。テックリード・プロダクト寄りのフルリモート枠 |
| sincereed | AI・データ特化+大手SIer | AVILEN/ABEJA/エクサウィザーズ+NTTデータ/SCSK など。年収レンジの提示が明確 |
| ビズリーチ | 企業・ヘッドハンターから直接(スカウト) | 上場〜大手まで年収レンジ広く直接届く。最終的な入社先のスカウトもここ経由だった |
| JAC Recruitment | 大手・外資・金融・エンタープライズ | 大手金融・外資・エンプラ系(年収760〜1600万)。自社開発スタートアップ系とは別軸の層 |
| テックゴー | コンサル・高年収特化 | 提示年収が最も高い。手取りを落としたくない人向けのハイクラス提示 |
同じ条件でも、Findy・レバテックは事業会社/自社開発、Geeklyは受託・コンサルまで、JACは大手・外資と、得意領域がはっきり住み分かれていました。1社だけだと、その会社の色に偏った求人しか見えません。
対応の体感も社ごとに違いました。レバテックキャリアは面接対策の時間まで取ってくれて丁寧で、振り返ると自分の条件に一番フィットした求人を出してくれていた印象です。掛け持ちは最初から開示していましたが、どの社も「セカンドオピニオンとして」親身に相談に乗ってくれて、特にFindyは最終的な内定獲得まで伴走してくれました。複数併用しても、きちんと付き合えば各社がそれぞれの役割を果たしてくれます。
タイプ別・実際に使ってよかったサービス
実際に使ってみて感じた、タイプごとの得意領域と、私が登録してよかったサービスです。どれが上というより、役割が違います。
転職を振り返って、いちばん怖いと思うのは——もし1社だけに絞っていたら、入社した会社に出会えていなかったということです。
後悔したくなくて、最大限ためすために転職サービスを8つ登録しました。やってみると、最終的に入社を決めた会社も、もう1社の内定も、それぞれ別のサービス経由。同じ条件で登録しても、各社で出てくる求人はまるで違いました。だから「どこか1社」ではなく、タイプの違う5社前後を組み合わせる——これが実際に使って出した結論です。
ここに並ぶのは、私が実際に使った8社だけ。名前も知らない会社を埋め草で足したりはしていません。
2026年にフリーランスから正社員へ実際に転職した、運営者 bani24884 の一次体験です。プロフィール
いま転職する気がなくても大丈夫です。登録は無料で、合わなければ断ればいい。生成AIで評価の軸が動いている今こそ、まず「自分が市場でいくらに見られるか」だけ知っておくと、いざという時に慌てずに済みます。提示年収は「どの席に座るか」で変わる
ダイレクトスカウト型
企業やヘッドハンターから直接スカウトが届く。年収の提示が早く、レンジも広い。エージェントを挟まないぶん話が速い。
総合・IT特化エージェント型
求人の提案量と技術理解が段違い。面接対策まで伴走してくれるので、選考そのものが有利になる。
特化型(高年収・コンサル)
領域を絞っているぶん、提示年収が一段高く出やすい。年収を本気で上げたい人の切り札。
入口はエージェントだけじゃない
実際に選考まで進んだ企業をふり返ると、入口はバラバラでした。エージェントの紹介だけでなく、ダイレクトスカウト・知人からのリファラル・個人エージェントなど、チャネルごとに違う企業に出会っています。チャネルを複数持つほど入口が増える、というのも複数登録と同じ発想です。まずはタイプの違うサービスをいくつか持っておくと、思わぬ良い求人に届きやすくなります。
複数登録のメリットと注意点
メリットは、なんといっても選択肢の広がりです。
- 各社で求人の色が違うので、選択肢が一気に広がる
- 「可能性を一通り見た」という納得感を持って終われる
- スカウトとエージェントで、直接接点と選考伴走を両取りできる
一方で、運用には少し注意も要ります。
- 同じ希望条件を何度も伝える手間はある
- 重複応募を避けるため、応募済み企業は各担当に共有する
- 連絡が増えるので、進捗は自分でも一覧管理しておくと安心
条件を絞るほど、網は広げる必要がある
これが、複数登録を強くおすすめする一番の理由です。転職の軸を明確にするほど、本当にマッチする会社は驚くほど少なくなります。私の場合、「フルリモートで働ける」「フルスタックで活躍できる」「年収」といった条件を掛け合わせた結果、当てはまる会社は一気に絞られました。今はフルリモート可の求人自体が減っていますし、フルスタック人材を求める大手の事業会社も多くありません。その掛け合わせとなると、母集団はごくわずか。だからこそ、1社のエージェントが持つ求人だけでは出会えないのです。条件がはっきりしている人ほど、網を広げる——タイプの違うエージェントを、私の感覚では5社くらい使う必要があります。
結局、何社をどう選べばいい?
数を増やすこと自体が目的ではありません。軸がはっきりしているなら、タイプの違う5社前後を組み合わせるのが、手間と効果のバランスが良かったです。
- ダイレクトスカウト型を1社(企業と直接つながる入口)
- IT特化エージェントを1〜2社(技術理解と選考の伴走)
- 必要に応じてハイクラス型・コンサル型を1社(年収や大手・外資を狙うなら)
まずはタイプの異なるサービスをいくつか登録して、出てくる求人の違いを体感してみてください。受ける企業を選ぶ際は企業データもあわせてどうぞ。
よくある質問
転職エージェントは何社くらい登録すべきですか?
私はスカウトサービスも含めて8社を併用しました。多ければいいわけではありませんが、転職の軸がはっきりしている人ほど、タイプの違うエージェントを5社くらいは併用してほしいです。軸を絞るほど本当にマッチする会社は驚くほど少なくなるので、1社の求人だけでは出会えないからです。ダイレクトスカウト型・IT特化エージェント型・(年収を狙うなら)ハイクラス型をそろえると、出会える求人の幅が大きく広がります。
複数のエージェントを掛け持ちするのはバレますか?問題ありませんか?
掛け持ちはごく一般的で、基本的に問題ありません。私は最初から他社も使っていることを開示していましたが、どの担当も『セカンドオピニオンとして』親身に相談に乗ってくれました。むしろ各社で紹介される求人が違うので、複数使うほうが選択肢は増えます。ひとつだけ注意したいのは重複応募で、すでに応募した企業は各担当に共有しておくと、別ルートからの二重応募を防げます。
同じ条件で登録しても、エージェントによって紹介求人は変わりますか?
はっきり変わります。私が「Next.js・フルスタック・年収900万以上・リモート」という同じ条件で各社に登録したところ、事業会社中心に出す社、受託まで幅広く出す社、大手・外資に強い社と、提案の“色”が明確に分かれました。1社だけだと、その会社が得意な領域の求人しか見えません。
スカウト型とエージェント型はどちらがいいですか?
役割が違うので併用が一番でした。スカウト型は企業と直接つながれてスピードが速く、エージェント型は面接対策など選考の伴走をしてくれます。私の場合、最終的な入社はスカウト経由でしたが、選考対策ではエージェントに助けられました。
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この記事を書いた人:bani24884
フリーランスのフルスタックエンジニアとして約5年活動したのち、2026年に実際に正社員へ転職活動を行いました。本コラムは、その過程で得た応募〜内定までの一次体験(選考ファネル・年収・複数エージェント運用など)を、 脚色せずに記録したものです。一般論ではなく「当事者が実際に経験したこと」だけを書いています。