ITコンサル・SIer転職でエンジニアの年収は上がるのか|現場のまま高年収の裏側

文:bani24884

Web系で年収が頭打ちになったとき、次の選択肢としてよく出てくるのがITコンサルやSIer(受託)です。結論から言うと、これらは「マネジメントをしない現場の立場のままでも年収が上がりやすい」土壌があります。2026年の転職活動で、私が実際に受けた受託の現場エンジニアのオファーは850万でした。ただし、その高さには理由と対価があります。この記事では、なぜ受託・コンサルだと現場のまま数字が上がるのか、そして注意すべき落とし穴を、一次体験で書きます。金額は具体的に書きますが、社名は伏せています。

なぜ「現場のまま」でも年収が上がるのか

理由はシンプルで、受託・コンサルは自分の稼働時間がそのまま請求=売上になるからです。あなたが1時間動けば、その1時間がクライアントに請求される。だから会社から見ると、現場エンジニアの稼働と売上が直接ひもづきます。役職を上げなくても、稼働が単価に乗るぶん提示が高くなる。ここが、コードが直接売上を生まないWeb系の事業会社と決定的に違うところです。業種ごとの年収の伸び方はエンジニアが年収を上げる方法は「どの席に座るか」に全体像をまとめています。

実際に受けた提示:受託ICで850万、リードで1100万

今回の転職で私が選んだのも受託でした。現場エンジニア(マネジメントなし)のオファーが850万。一つ上のリード職だと1100万ほどのレンジだと聞いています。Web系で同じ「現場のまま」だと、私の体感では900万前後で一段重くなったので、受託の土壌の高さは実感としてありました。役職ではなく稼働で数字が立つ、という構造がそのまま出た形です。

対価①:常駐・稼働・責任はセット

良いことばかりではありません。客先常駐、稼働の重さ、クライアントに対する責任は、この高さとセットです。とくにコンサル寄りになるほど張り詰めます。その分、一番高い数字が出るのもコンサル型でした。私はそこまでハードにしたくなくて、コンサルではなく受託を選んでいます。年収の絶対額だけでなく、どこまで負荷を取るかを一緒に決めるのがいいです。

対価②:多重下請けの「下流」は逆に薄い

もう一つ大事な注意点。「SIer=高い」ではありません。SIerや受託には多重下請けの構造があり、下流(下位のSESなど)に行くほど中間マージンが抜かれて利益が薄くなります。同じ「客先で手を動かす」でも、上流(元請け・上流工程・ITコンサル寄り)か下流かで、年収はまったく違う。狙うなら上流・単価が立つ席です。求人票を見るときは、その会社がどのポジションにいるかを必ず確認してください。

「コンサル=激務」とは限らない:実際に来た求人の条件

受託・コンサルと聞くと「常駐でハード」というイメージがあるかもしれません。でも今回の転職活動で実際に紹介された求人を見ると、条件が整ったものが多かったです。社名は伏せて、条件だけ並べます。

タイプ年収レンジ働き方
ITコンサル系・フルスタックエンジニア714〜1,612万フルリモート可・育児/介護と両立支援・短時間勤務可
SI/クラウド支援・PL/PM500〜1,200万平均残業12.5h・リモート併用・育休(男71%/女100%)
ITコンサルファーム・新規SI立ち上げ500〜1,500万退職率約10%・プロジェクト異動の自由度が高い

年収の上限が1,600万に届く求人でもフルリモートが可能だったり、平均残業が月12.5時間だったり。担当者からは、案件ごとに人を張り付けるのではなく“ワンプール”で人材を抱えるので、プロジェクト間の異動もしやすく働きやすい、と説明を受けました。「高年収=常駐・激務の一択」ではない、というのが実際に動いてみた印象です(もちろん、よりハードなコンサル型ほど数字は上振れします)。

高年収・ハイクラス寄りの求人をどう探すか

ITコンサルやハイクラス寄りの高年収ポジションは、一般的な求人サイトだと埋もれがちです。私が使った中で提示年収が一段高かったエージェントの話は提示年収が一段高いエージェント(TechGo)を使った話にまとめました。ちなみにTechGoとMyVision(マイビジョン)は母体が同じで、使い分けの目安はシンプルです。ITエンジニアとして年収を上げたいならTechGo、純粋なビジネス/戦略コンサルを目指すならMyVision。下のガイドから、自分の軸に近いほうを見てください。

実際に転職した私からの、正直な話
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転職を振り返って、いちばん怖いと思うのは——もし1社だけに絞っていたら、入社した会社に出会えていなかったということです。

後悔したくなくて、最大限ためすために転職サービスを8つ登録しました。やってみると、最終的に入社を決めた会社も、もう1社の内定も、それぞれ別のサービス経由。同じ条件で登録しても、各社で出てくる求人はまるで違いました。だから「どこか1社」ではなく、タイプの違う5社前後を組み合わせる——これが実際に使って出した結論です。

運営者 bani248842026年にフリーランスから正社員へ実際に転職した、運営者 bani24884 の一次体験です。プロフィール

いま転職する気がなくても大丈夫です。登録は無料で、合わなければ断ればいい。生成AIで評価の軸が動いている今こそ、まず「自分が市場でいくらに見られるか」だけ知っておくと、いざという時に慌てずに済みます。提示年収は「どの席に座るか」で変わる

ここに並ぶのは、私が実際に使った8社だけ。名前も知らない会社を埋め草で足したりはしていません。

01

ダイレクトスカウト型

企業やヘッドハンターから直接スカウトが届く。年収の提示が早く、レンジも広い。エージェントを挟まないぶん話が速い。

ビズリーチ編集部メモ

エージェントを挟まず企業と直接話せる。最終的な入社先も、ここに届いたスカウトがきっかけでした。

Findy編集部メモ

スカウトとエージェントの両取り。担当の技術理解が高く、ここ経由で内定を1社もらえました。

02

総合・IT特化エージェント型

求人の提案量と技術理解が段違い。面接対策まで伴走してくれるので、選考そのものが有利になる。

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とにかく提案数が多い。視野を一気に広げたいフェーズで一番役立ちました。

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レバテックキャリア編集部メモ

面接前にしっかり時間を取って対策してくれて、通過率が目に見えて上がった実感があります。

03

特化型(高年収・コンサル)

領域を絞っているぶん、提示年収が一段高く出やすい。年収を本気で上げたい人の切り札。

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よくある質問

ITコンサルやSIerに転職すると、エンジニアの年収は本当に上がりますか?

上がりやすい「土壌」はあります。受託・コンサルは自分の稼働時間がそのまま請求=売上になるため、マネジメントを背負わない現場の立場でも高い提示が出やすい。私が今回の転職で受けた受託の現場エンジニアのオファーは850万で、一つ上のリード職は1100万ほどのレンジだと聞いています。ただし常駐・稼働・責任という負荷がセットです。

SIerなら誰でも高年収になれますか?

なりません。同じ受託でも、多重下請けの下流(下位のSESなど)は利益が薄く、数字は伸びにくいです。効くのは上流・単価が立つ席(元請け・上流工程・ITコンサル寄り)です。「SIer=高い/低い」と一括りにせず、その席が上流かどうかで見てください。

コンサルは激務と聞きますが、受託とどう違いますか?

コンサル寄りになるほど、稼働も責任も張り詰めます(その分、数字は一番高くなりやすい)。私はそこまでハードにしたくなくて、コンサルではなく受託を選びました。同じ「客先に深く入る」系でも、どこまで負荷を取るかで年収と生活のバランスが変わります。

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この記事を書いた人:bani24884

フリーランスのフルスタックエンジニアとして約5年活動したのち、2026年に実際に正社員へ転職活動を行いました。本コラムは、その過程で得た応募〜内定までの一次体験(選考ファネル・年収・複数エージェント運用など)を、 脚色せずに記録したものです。一般論ではなく「当事者が実際に経験したこと」だけを書いています。