転職活動をGitとAIで管理した話|進捗・面接準備・落選分析

文:bani24884

2026年の転職活動では、一番多い時期に約10社を並行で進めていました。各社の進捗、次のアクション、落選理由、面接準備——これを記憶で管理するのは無理です。私はエンジニアなのでGitリポジトリとAIで一元管理しましたが、本質は道具ではありません。「記録する・横断で見返す・壁打ちする」の3つを回せれば、スプレッドシート1枚でも同じ効果が出ます。

なぜ「頭の中」で管理すると詰むのか

並行社数が増えると、情報はあっという間に溢れます。A社の一次の感触、B社の次の提出物、C社で言われた落選理由、D社のカジュアル面談で聞きたいこと。どれも「覚えておけばいい」レベルを超えます。記憶で回すと、抜け漏れが起き、落選の共通点も見えず、決断もブレます。管理の仕組みは、母数を増やすための前提条件でした。

実際に作ったもの(5点)

私がリポジトリに置いていたのは、次の5つです。中身はエンジニア固有ではなく、どれもテキストとして管理できます。

  • 意思決定ログ:いつ・何を・なぜ決めたかを時系列で記録。後から「なぜ迷ったか」を振り返れる。
  • 企業リスト:各社を自分の軸(譲れない条件)と照らして○×で整理。受ける/受けないの判断が速くなる。
  • 面接準備:7社分の想定問答・逆質問・企業研究メモ。使い回せる部分はテンプレ化した。
  • 落選フィードバックの構造化:もらった落選理由を貼り、共通点を抽出。再現する弱点が一目で分かる。
  • AIとの壁打ちログ:迷いや落選理由をAIに投げて、次の一手を一緒に言語化した記録。

AIに壁打ちして見えたこと

AIの一番の使いどころは、情報を生成させることではなく、自分の考えを引き出してもらうことでした。落選理由を貼って「次はどう言い換えるか」を一緒に考える。迷っている2社の違いを言葉にしてもらう。実際、「検討中が3週間続いている時点で、それはもう答えが出ているサインだ」と指摘されて、ずっと保留にしていた選択肢を閉じられた場面がありました。判断の伴走者として優秀です。落選理由を「次の通過」に変える具体的なやり方は転職で落ちた理由|お祈りから学んだことにまとめています。

エンジニアでなくてもできる最小セット

Gitは私の手癖であって、必須ではありません。最小構成はこれで十分です。

  1. 1枚のスプレッドシート:企業名/経路/ステータス/次のアクション/期限/落選理由の列を作るだけ。
  2. 1つのメモ:意思決定ログと面接準備を時系列で。
  3. 1つのAIチャット:落選理由の言い換えと、迷いの言語化に使う。

道具より、3つの動作(記録・横断・壁打ち)を毎回回すことが効きます。何社をどう並行させたかの全体像は30代エンジニアの転職活動 全記録に、母数の作り方は転職エージェントは何社使うべき?にあります。

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よくある質問

転職活動の管理には何を使えばいいですか?

道具は何でも構いません。大事なのは「記録する・横断で見返す・壁打ちする」の3つを回せることです。私はエンジニアなのでGitリポジトリ+AIを使いましたが、スプレッドシート1枚とメモ、それにAIチャットがあれば同じことができます。頭の中だけで管理しないことが一番のコツです。

AIは転職活動にどう使えますか?

一番効いたのは「壁打ち相手」としての使い方でした。落選理由を貼って次の言い方を一緒に考える、面接の想定問答を作る、迷っている選択肢を言語化する、といった用途です。私の場合は『検討中が3週間続いている時点で答えは出ている』とAIに指摘されて決断できた場面もありました。情報の生成より、自分の考えを引き出す相手として優秀です。

転職活動は何社くらいまで並行できますか?

私は一番多い時期で約10社を同時に管理していました。これくらいになると記憶では追えません。各社の進捗・次のアクション・落選理由を1か所に集約しておけば、抜け漏れなく回せます。逆に言うと、管理の仕組みがあるほど安心して母数を増やせます。

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この記事を書いた人:bani24884

フリーランスのフルスタックエンジニアとして約5年活動したのち、2026年に実際に正社員へ転職活動を行いました。本コラムは、その過程で得た応募〜内定までの一次体験(選考ファネル・年収・複数エージェント運用など)を、 脚色せずに記録したものです。一般論ではなく「当事者が実際に経験したこと」だけを書いています。