筑波大学からクラスターへの転職体験談
筑波大学を退職します(a.k.a acadexit)|Takefumi Hiraki
筑波大学で2年間テニュアトラック助教として勤務した32歳の研究者が、クラスター社のメタバース研究所へ転職。大学では研究支援など恵まれた環境であった一方、雑務が多く研究に専念できないことによるキャリアの停滞感、同分野の研究者と議論する機会の不足、研究室運営のプレッシャー、IT企業との給与格差などを理由に退職を決意。研究所見学をきっかけにオファーを受け、VR分野での新たな挑戦と研究に集中できる環境、ワークライフバランスの改善を求めての転職となった。
公開日: 2023年3月30日
更新日: 2025年10月16日
勤続年数: 2年
職種:
男性
30代
筑波大学
企業レビュー
若手教員への研究費支援が豊富で、優秀な学生が多く、教員間の関係性も良好な恵まれた環境。一方で、研究以外の業務が多く研究時間が確保しづらい。また、同分野の専門家が少なく研究議論の機会が乏しい点や、IT企業と比較した際の給与水準の低さが課題として挙げられている。
退職理由
業務内容のミスマッチ
キャリアの停滞感
労働環境・WLBへの不満
給与・待遇への不満
企業評価
キャリア成長
事業・プロダクト
マネジメント
組織・チーム
働きやすさ
待遇・環境
クラスター
企業レビュー
「VR分野で世界と戦える民間研究所を日本に作る」という目標のもと、新たな挑戦ができることに魅力を感じている。研究活動に集中し、ワークライフバランスを保ちながら働けることを期待している。
入社理由
新しい役割・挑戦
事業・ビジョンへの共感
魅力的な業務内容
働き方の柔軟性
よくある質問
要約の根拠
記事要約の根拠: 記事全体からの要約
転職元企業名の根拠: 2023/3/31をもって2年1ヶ月の間勤めた、現職の筑波大学 テニュアトラック助教を退職することになりました。
転職先企業名の根拠: クラスター メタバース研究所 シニアリサーチサイエンティスト(2023年4月-、予定)という感じです。
転職元のレビュー要約の根拠: 筑波大は若手教員への研究費支援制度が豊富...学生さんは優秀な人が多く...教員同士の距離が近い環境でした。一方で...研究に専念する時間が確保できない...身近に研究議論ができる人がいない...アカデミアの職種は給与面での評価が低い
転職元の評価極性の根拠: 退職の理由として複数のネガティブな要因が詳細に記述されているため-1と判断。
転職先のレビュー要約の根拠: VR分野で世界と戦える民間研究所を日本に作る、という個人的な目標の下でチャレンジできることにとてもワクワクしています。転職先ではライフワークバランスを保って心穏やかに研究活動をしていきたいなぁと思っています。
職種の根拠: 主に拡張現実感(AR)やヒューマン-コンピュータインタラクション(HCI)、触覚インタフェースの研究をしている研究者です。
在籍年数の根拠: 2年1ヶ月の間勤めた
性別の根拠: 一人称が「僕」であることから男性と判断。
年齢の根拠: 僕は現在32歳なので
企業評価の根拠:
キャリア成長: 博士時代や阪大でのポスドク時代は、まがりなりにも毎年研究者としての能力が高まっていて成長しているな、という実感を感じながら日々を過ごせていたのですが、筑波大の助教になってから、この成長を実感する機会がほとんどなくなってしまいました。
事業・プロダクト: 事業・プロダクトに関する言及なし。
マネジメント: マネジメントに関する直接的な評価の言及なし。
組織・チーム: 身近に自分と同程度のキャリアと専門性を持っていて、研究議論ができる人がいなかったというのが厳しかったです。
働きやすさ: 研究に専念する時間が確保できない...いわゆる「雑用が多い」という状況...ライフワークバランスの崩壊待ったなしですし...持続可能な働き方とは到底思えませんでした。
待遇・環境: アカデミアの職種は給与面での評価が低い...大学・大学院同期と比較すると年収で半分以下の金額でした。